腕の動きに肩甲骨が引っ張られてない?
腕 (肩関節) の動きは
肩甲上腕リズムといって
上腕骨と肩甲骨の2つが連動して動くことで
関節の動きを最大限に活かすことができます。
ですが、上腕骨と肩甲骨が
“過剰に連動”していると
逆に関節の動きを妨害してしまい
動かした時に痛みやそれに伴って
関節の可動域が狭くなってしまいます。
そこで今回は
腕の動きに肩甲骨が引っ張られていると
肩関節にどういう影響が起こるのか紹介します。
上腕骨と肩甲骨の関係って?
腕 (肩) の動きは
上腕骨と肩甲骨が連動して動くことで
関節可動域を最大限活かすことができます。
この連動は、上腕骨と肩甲骨の動きが
2:1の割合で起こるので
腕を真上まで上げた状態の時 (180°) に
上腕骨 (肩甲上腕関節) で120°
肩甲骨 (肩甲胸郭関節) で60°
動くことになります。
また、肩甲骨は
胸郭の上をすべるようにして
全ての腕の動きに連動しています。
“過剰に連動”って、どんな状態?
本来、腕を動かす時には
上腕骨と肩甲骨がそれぞれ動くことで
肩の可動域を最大限にできますが
上腕骨と肩甲骨の関節 (肩甲上腕関節) の
柔軟が低下して2つの骨が
個々に動かせなくなると
一方の動きにもう一方が引っ張られて
“過剰な連動”が起こってしまいます。
それにより、上腕骨 (肩甲上腕関節)
もしくは肩甲骨 (肩甲胸郭関節) が
最大可動域に達してしまい
結果として肩の可動域が低下してしまいます。
また、先に最大可動域に達してしまった方が
もう一方の動きを妨害してしまうので
それ以上動かそうとすると
痛みや詰まったような感覚を
覚えるようになります。
そして、そのような状態で
無理に動かしてしまうと
関節自体を傷つけてしまったり
関節周辺の筋肉や腱などを挟んでしまい
ケガを引き起こしやすくなります。
例)肩峰下インピンジメント症候群など
こんな人は要注意!
腕を肩より上にあげた時に
詰まるような感覚や
挟まるような痛みがある場合には
“過剰な連動”がすでに起こっている
可能性が高いです。
特に上記のような感覚がない場合でも
猫背や巻き肩などのような姿勢は
肩甲骨の位置がズレてしまっていると
肩の動きは低下してしまうので
その姿勢の悪さが長期間続いている場合は
“過剰な連動”が起こりやすくなっています。
また、肩 (肩甲上腕関節) 周辺の
大きなケガや手術や変形性関節症は
関節周辺の組織の癒着や
関節自体の変形によって
個々で動きにくくなることもあります。
さらに、肩周辺の筋肉
(主にインナーマッスル) の筋力低下は
関節の動きを安定できなくなり
それを他の筋肉で補助しようとすることで
“過剰な連動”が起きやすくなってしまいます。
最後に
普段、腕を動かす時に
肩甲骨の動きを意識することは
あまりないかもしれませんが
運動やストレッチなど
身体を動かす時に意識することで
上腕骨と肩甲骨の“正常な連動”を
サポートできるので、気になる方は
心がけるようにしてみてください。





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