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オーバーヘッド動作で、肩甲骨からクリック音が…なぜ?

4月14日
読了時間: 3分

頭より高い位置での腕の動作を

オーバーヘッド動作と言いますが

テニスやバレーボールのサーブや

水泳でのクロールや平泳ぎなど

スポーツではこの動作を

繰り返し行うものが多く

肩のケガを起こしやすくなります。


そこで今回は

オーバーヘッド動作による

肩のケガの1つである

肩甲胸関節滑液包炎について紹介します。




肩甲胸滑液包炎って?

肩甲骨は胸郭に張り付くように位置していて

腕 (肩関節) の動きに合わせて

胸郭上をスライドするように動きます。


このスライドする動きによって

肩甲骨と胸郭の間で摩擦が起こるので

それを軽減するために肩甲骨と胸郭周辺には

滑液包というクッションがいくつかあります。


この滑液包が

肩の使いすぎなどによって

ダメージを受けて炎症が起こった状態を

肩甲胸滑液包炎といいます。


肩甲胸滑液包炎になると

肩甲骨周辺に痛みや熱感などの炎症症状が出て

痛みによって肩甲骨の動きが制限されると

結果的に腕 (肩関節) の動きも制限がかかります。


また、腕を動かし際に

ポキッ、コツッのような

クリック音が生じることもあります。



どんな人に起こりやすい?

肩甲胸滑液包炎は

腕 (肩関節) の動き、特にオーバーヘッド動作を

頻繁に行う人に起こりやすいです。


肩や頭よりも高い位置での

腕の動きは肩甲骨の役割は大きく

テニスやバレーボール、水泳など

オーバーヘッド動作にスピードや

パワーを求められる場合は

より肩甲骨の役割は大きくなり

その分負担も大きくなります。


そのため、肩甲骨の動きに関わる

肩関節・肩甲骨周辺の筋力や柔軟の低下

上腕骨と肩甲骨の動きの連携の乱れなど

そもそもの肩関節・肩甲骨周辺の状態も

肩甲胸滑液包炎のリスクを高める

要因となります。


また、姿勢の悪さ (猫背や巻き肩など) や

側弯症など脊椎の並びに歪みがあると

上腕骨・肩甲骨の位置関係にズレが生じて

動きの連動がうまくいかなくなります。


その他にも、

肩甲骨や胸郭 (肋骨) のもともとの形状

ケガなどによってそれらに変形があると

摩擦力が強くなってしまい

炎症を起こしやすくなります。



予防や改善方法は?

まずは肩関節や肩甲骨周辺の

筋力や柔軟を改善して

できるだけ負担を軽減しましょう。


特に肩関節のインナーマッスルの

筋力が低下してしまうと

腕 (肩関節) を動かす時に

肩関節が安定せずに関節の動きが

悪くなってしまうので、その分肩甲骨にも

負担がかかってしまいます。


簡単なトレーニングやストレッチで

筋力や柔軟のバランスを整えましょう。


また、姿勢が気になる場合は

首周りや体幹などの筋力や柔軟の改善をして

正しい姿勢を維持できるようにしましょう。


関節や骨の形状に

歪みや変形がある場合には

無理なトレーニングやストレッチで

かえって傷めてしまうことがあるので

まずは医師に相談してみてください。


すでに炎症が起こって

痛みや熱感などが生じている場合は

まずは安静にして必要に応じて

アイシングをするようにしましょう。


炎症が落ち着いてからは

筋力や柔軟の改善に加えて

身体の動かし方 (フォームなど) の改善をして

再発を起こさないようにしましょう。



最後に

肩甲胸滑液包炎は

肩甲骨と胸郭の間で起こる摩擦が

過剰に繰り返されることで

起こりやすくなります。


純粋な使いすぎなこともありますが

骨の形状によるものなど

原因はさまざまなので

強い痛みを感じたり

悪い状態が長く続く場合は

一度病院で診てもらいましょう。

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